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シトロエンハイドロサスを廃止。その理由とは

2015.08.10
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PSAグループに属するシトロエンのリンダ・ジャクソンCEOは、今後ハイドロニューマチック・サスペンションを廃止する意向をメディアに語った。

シトロエンが開発したハイドロニューマチック・サスペンションとは、空気とオイルを用いて構成されるサスペンションの仕組みで、一般的な金属バネを用いたサスペンションの代わりに、空気(窒素ガス)がバネの役割を、オイル(高圧式油圧シリンダ)がショックアブソーバーや車高調整の役割をしています。

採用車種は、古くからあり乗用車では、トラクシオン・アヴァンのリアサスペンションから始まり、DS、SM、GS、CX、BX、XM、Xantia、C5、C6と多くの車種に採用されています。また、サスペンション以外でも、

DS・・・・圧力ポンプで高圧化されたオイルが、ブレーキ、パワーステアリング、ギアチェンジ機構に分配

SM、GS、CX、BX、XM、Xantia・・・・圧力ポンプで高圧化されたオイルが、ブレーキ、パワーステアリングに分配

と、油圧が必要な他の機構と共用化した合理的なシステムでしたが、C5以降のモデルでは、ESC制御等の兼ね合いからサスペンションのみのシステムへ落ち着きました。

ハイドロニューマチック・サスペンションの特徴は、独特な快適性であり、「船の上に居る様な・・・」や「魔法の絨毯」と表現される様に、この乗り味の魅力に嵌ってしまって他の車へ乗り換えられない人もいます。

ですから、シトロエンのアイデンティティでもあるのです。
CEOが語る廃止の理由は、「古い技術だから」。とても残念なコメントですが、この乗り味を守るべく、新たな技術を開発中とのことですので、大いに期待しましょう。(編集R.F)

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