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空冷ポルシェ・911の中古相場が高騰! その理由とは??

2015.06.27
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価格の高騰が止まらないポルシェ911の空冷モデル。流動していた在庫は、日本から続々と姿を消している・・・・・

「日本にも多い!空冷ポルシェファン」

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長いポルシェ911シリーズのうち、初代~993型までが空冷エンジンを搭載。

その中でも930~964型は、多くの人が思い描く「ポルシェ」のイメージに当てはまる「ポルシェ911らしいスタイリング」をしている。4輪車では珍しい空冷エンジン、ショートホイールベースなどの「旧来の911」の味があり、日本でも以前からファンは多かった。

近年、上記で説明した「空冷エンジンを搭載するポルシェ」の中古相場が急上昇しているのだ。

「理由は海外にあり」

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世界が認める名スポーツカーということもあり、以前から「格安」というわけではなかった空冷ポルシェ911だが、それでもサラリーマンが頑張れば購入できるクラスの個体もあった。

それを考えると、近年の高騰は異常だといえるだろう。マニュアル車のベーシックモデルも300万円クラス→600万円オーバーと目に見えて高騰しているが「少数・限定車」は更に値上がりが顕著だ。

ポルシェ911ターボ(964型 後期)でいえば、中古にも関わらず2000万円オーバーで取引されることも。日本で当時売られていた頃の新車価格よりも高値だ。独特のフェンダースタイル等、元から人気ではあったものの…それにしても急激な相場上昇となった。

ティプトロ(AT)のカレラですらプライスは上昇。希少価値の高い911ターボ、更に希少なRS等はクラシックスーパーカー並みの値段(4000万等)となっている。

高騰の理由は、海外勢の買い勢力の強さだ。主にドイツを中心に「クラシック・ポルシェブーム(というより空冷ポルシェブーム)」が発生しており、海外の輸入業者が空冷ポルシェを探し回っている。

爆発的な円安進行も拍車をかけているだろう。日本の輸出業者にも話は持ち掛けられ、血眼になって空冷ポルシェを探し回っている。

「手放したらもう手に入らない??」

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日本で空冷ポルシェに乗っているオーナーの方々も、相場の急上昇は理解していらっしゃるだろう。

現在オーナーの方は、値段など上がる前から空冷ポルシェのマニアだった人が多い。維持も楽ではないが、マニアの方からすれば「車体価格の上昇で手放そう」と思う方は少ないだろう。日本にあった中古車が海外に流れて減少し、更にはオーナーも手放さないといった状況だ。相場は枯渇し、販売業者からしても海外のお客様が高く買ってくれるのでプライスは上昇するばかりだ。

結果、「ASK(価格応談)」という値札が急増。今から手に入れるのは厳しいのが現状であり、「手放せば二度と手に入らないかも」・・・と囁かれている。

頑張ればサラリーマンでも買えた「中古の空冷911」は姿を消し、「富裕層が所有するクラシックカー」へと変わってしまったのだ。

この傾向は、中古のフェラーリや、日本製クラシックカー・スポーツカーにも広がっている。日本製スポーツカーも海外にファンが多く、流出は止まらない。

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