W32engine

ブレない職人技 W32気筒ミニチュア・エンジンモデル|坪谷 直哉

2015.07.07
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2520時間を費やして制作されたW32気筒エンジンに使われた部品数は850個、ねじが632本。圧縮空気によって作動するというエンジンが、精密に動く姿はまさに芸術的だ。

恐らく、この動画をご覧になる方は車好き、メカ好きの方がほとんどだと思われるので、あえて少し直感的な感想を…….

この動画は、エンジンだけでなく、構成や音も見事だ。

高音質イヤホンや、良質なスピーカーと接続できるなら、まず繋いでいただいて、ご覧いただきたい。映像から聞こえてくるエンジンの回転音の心地よさ、歯切れの良さがこのW32気筒エンジンがいかに緻密に作られているのかがよく伝わってくる。

アメリカ出身の、映画音楽を数多く手がける作曲家トーマス・ニューマン氏がこの動画の音楽担当として、動画の最後に名前が紹介されるが、エンジン部品の緻密な動きだけでなく、その「音」も伝わるように製作され、見事なW32気筒エンジンのミニチュアモデルであることが分かる。

このエンジンモデルの製作者は、スペインの退役海軍技師バレイロ氏。海外メディアもこのエンジンの完成度には驚きを隠せないようで、幾つか記事が公開されているが、その中で、このバレイロ氏が、自分を短気な性格だと表現しているという記事があった。

製作時間は2520時間(時間を単純に換算すると約3ヶ月半)、632個ものネジと、850個ほどの部品を全て手作業で組み立て、コインを立てても振動で倒れたりしないほどの静粛性を持つモデルに出来上がっている。

バレイロ氏が短気な性格だというのが微塵も感じられない。
動力は、圧縮空気だという。「製作者の魂が込められた一台」を感じる。


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